リサイクル出前授業

川崎市立 下河原小学校 5年生 「学乳パックリサイクル出前授業」報告

  • 日時
    2022年6月20日(月) 9:25~10:15 (2時限目9:25~)
  • 場所

    川崎市立下河原小学校 理科室(2階)

  • 対象者

    川崎市立下河原小学校5年生1クラス38名

  • 報告

     

     川崎市の市民団体(3R推進プロジェクト、グリーンコンシューマーかわさき)、川崎市環境局(減量推進課、地球環境推進室)、全国牛乳容器環境協議会が連携し、川崎市立下河原小学校5年生1クラス38名を対象にした出前授業を行いました。
     下河原小学校は、球場やサッカー場やテニスコートを有する多摩川緑地・古市場地区に近い住宅地の中にあり、少し上流には赤穂浪士が渡ったと伝えられる「平間の渡し」があります。多摩川の学習の後に省エネや学乳パックのリサイクルを含めて色々な環境の取り組みを学ぶ、今後は自分たちでテーマを見つけてグループ毎に取り組む、といった授業の一環として、今回の出前授業が設定されました。
     授業は5年生の2時限目に組み込まれ、2階の理科室で行われました。先生に今回の授業を担当する3つの団体をご紹介頂いた後、市民団体からは「牛乳パックリサイクルの意義」が地球温暖化や脱炭素や国連が掲げるSDGsとかかわる身近な課題として判りやすく説明され、リサイクルに取り組んでいる他の学校の様子なども紹介されました。容環協では森林の管理や紙パックの製造にかかわる内容をまとめた「パックン探検隊」をビデオ上映した後、「紙パックリサイクルの大切さ」について講義を行い、この取り組みが、循環型社会への貢献、ごみの減量、二酸化炭素の削減や汚染の防止につながることを紹介し、川崎市には立地的にも行政的にも紙パックをリサイクルできる仕組みが整っているので、紙パックのリサイクルに向けて前向きに取り組んで欲しい旨、お願いしました。また、川崎市環境局からは「川崎市のごみ」といったテーマで、市のごみ回収の現状についてご紹介頂き、川崎市は市民の意識が高まっており、他の政令指定都市と比較しても一人当たりのごみの排出量がかなり低いことなどをご説明頂きました。
     授業の後半に設定した体験コーナーでは、それぞれの生徒が、角材や端材などのイメージがわかる丸太の模型、チップやパルプの実物、紙パックの構造の模型、紙パックをリサイクルして作られたトイレットペーパーやティシュペーパーなどを興味深く観察し、色々な質問と回答が容環協スタッフとの間で飛び交いました。下河原小学校では壁に「給食便り」が貼られており、授業の合間には栄養士さんとお話をする機会もあり、食育に熱心なことが伺われました。食育の一環として、学乳パックのリサイクルに取り組んでくれることを期待し、学校を後にしました。

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