・2011年9月 <ニュースリリース>
牛乳紙パック(500ml)のリデュース取り組みについて
飲料用紙容器リサイクル協議会(東京都千代田区 乳業会館)は3R自主行動計画の牛乳紙パック重量のリデュース(軽量化)目標を達成するため、全国牛乳容器環境協議会(容環協)において牛乳パックリデュース容環協6社推進会議を立上げ検討を重ねて参りました。この検討結果を踏まえて2011年9月より500ml牛乳紙パックのリデュースの取り組みを開始することをお知らせ致します。
飲料用紙パックの回収率は2009年度実績で43.5%と着実に上昇を続けています。これも皆様のご理解とご協力による賜物と改めて感謝申し上げます。飲料用紙パックのリデュースへの取り組みについては1987年から2002年にかけて約5%と大幅なリデュースを実現させています。これ以上のリデュースは製品の安全性を確保する上で困難とされていましたが、2005年以降その可能性について検討を開始し、2007年10月より容環協会員のうち6社でワーキンググループを立上げ、実現化に向けて技術的検討を進めてまいりました。
その結果、500ml牛乳パックについて、製品の安全性を確保しながら重量削減の可能性を見出すことができたことから、牛乳パックの原紙製造メーカーとの協議を始め、調査、研究、テストを経て、従来の500ml用牛乳パックと比較して、仕様レベルで2〜3%程度ならば軽量の原紙を使用しても、従来と変わらず品質を保持する目途を付けることができました。
この成果を500ml飲料用紙パックに生かし、当協議会の3R自主行動計画のリデュース目標達成に向けた乳業・紙容器メーカー連携の取り組みに繋げてまいる所存です。また、関係各位のご協力を戴きながら温暖化防止や資源の有効利用といった地球環境保全にも貢献できるよう努めてまいります。
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