リサイクル出前授業

川崎市立 東門前小学校 出前授業 報告

  • 日時
    2023年9月25日(月)8:45~12:15(1、2、3、4時限目)
  • 場所

    川崎市立東門前小学校 図工室(4階)

  • 対象者

    川崎市立東門前小学校 5年生(1組~4組 134名)

  • 報告

     

     川崎市の市民団体(3R推進プロジェクト、グリーンコンシューマーかわさき)と川崎市環境局(生活環境部減量推進課)、全国牛乳容器環境協議会が連携し、川崎市立東門前小学校5年生4クラス134名を対象に出前授業を行いました。
     京浜急行大師線東門前駅の改札を出ると、校舎に大きく書かれた「勇気あふれるもんぜん子 夢を目指して輝こう」の文字が目に飛び込んでくる川崎市立東門前小学校は、昭和33年に設立された小学校です。学校周辺には、参拝者で賑わう川崎大師や仲見世、大師公園や多摩川などの豊かな自然、商店街やさまざまな施設があり、日頃より恵まれた環境を活かした学習活動が行われています。
     授業は、クラス毎に1時限目、2時限目、3時限目、4時限目に図工室で行われました。まず、市民団体より地球の温暖化防止や脱炭素にかかわる取り組み、紙パックの回収は国連が掲げるSDGsの目標にかかわる身近な課題であること、他の小学校での学乳パックリサイクル事例などが紹介されました。容環協からは、パックン探検隊の動画を視聴してもらった後、紙パックリサイクルがごみの減量、CO2の削減、循環型社会への貢献につながること、川崎市内には全国でも有数のリサイクル工場があり、回収やリサイクルの条件がそろっていることなどを紹介しました。川崎市環境局からは、川崎市のごみ回収の現状についてデータやグラフで説明がありました。川崎市は環境先進都市として市民の意識が高く、政令指定都市でも1人あたりが出すごみの排出量が少なく、3年連続で全国1位であったこと、令和3年度は京都市に次いで2位にはなったものの、毎年、右肩下がりでごみの排出量が減っていることが紹介されました。
     今回の授業を通じて、市民の意識が高く、紙パックの回収・リサイクルの仕組みができている川崎市なのにどうして飲み終わった学乳パックが焼却処分されているんだろう?という疑問や、このまま焼却ごみが増えると処分場がいっぱいになり、皆が困るので自分たちもリサイクルに協力してごみを減らしたいという気持ちが芽生えてきたようです。授業後の感想では「学乳パックは簡単にリサイクルできそうなので、自分たちもリサイクルを始めたいと思います」といった意見も出ていました。今回の授業で学んだこと、そして身近な牛乳パックを通して自分たちにできる環境活動が何かをクラスで話し合いまとめた結果を、11月に行われる予定の学習発表会で発表することになっているそうです。どのような発表が行われるのかを楽しみにしながら、東門前小学校を後にして帰路につきました。

    •  
    •  
    •  
    •