野田市リサイクルフェア2023で講習会とワークショップを行いました

野田市リサイクルフェア2023 講習会・ワークショップ実施報告(千葉県 野田市)

  • 日時
    2023年10月14日(土)
  • 場所

    野田市役所1階ロビー

  • 報告

     野田市役所で行われたリサイクルフェアに参加しました。野田市は千葉県の北西部に位置し、しょうゆで栄えた町で、高架を走る車窓からはしょうゆ工場の大きなタンクが並んでいるのが確認できます。過去に容環協も参加していたリサイクルフェアはコロナ禍でしばらく中止されていましたが、今年から再開されました。会場の市役所入口付近には電気自動車が並べられ、ロビーでは生ごみ堆肥化装置の展示、食品ロス原因·対策のパネル展示、ごみの減量化·再資源化ポスター展や表彰式が行われ、2階にはおもちゃ病院も設置されました。容環協はロビーの一画にブースを設置し、紙すき体験オリジナルはがきづくり、動画の視聴、紙パック手開き体験、啓発パネルやさまざまなサンプル展示などのプログラムで講習会を行い、紙パック由来の再生紙で作成した台紙へのぬり絵コーナーも用意しました。当日は8世帯16名の方にご参加頂き、パックン探検隊の動画と再生紙工場の動画を視聴頂いて紙パックについての理解を深めて貰った後、A班とB班にわかれて頂き、A班には手開き体験、B班には紙すき体験をして頂き、後半ではこれらのプログラムを入れ替えて、参加頂いた方々全員に双方を体験して貰いました。
     手開き体験は、200mlの紙パックの牛乳を飲んで貰った後、マシンガンズやおおたかの森小学校の動画を視聴し、その後に自らが飲んだ空の紙パックを手開きして貰うプログラムとしました。残った牛乳で洋服を汚さないよう、ティシュペーパーとウエットティシュを配り、飲み残した場合に入れる紙コップも配布しましたが、動画が始まった途端に飲み終わる子供たちが多く、紙コップの配布は杞憂でした。手開きを待ち切れない様子だったので、急遽、マシンガンズの動画の後に手開きして貰いました。屋根型の開け口を開き、反対側も開け、十文字に開く。次に側面の合わせ目に沿って開く。底の部分は固いので、開かずに四角いままでも良いことを伝え、尖った部分でけがをしないよう気を付けました。最初は苦戦しても、ポイントがわかれば、小さなお子様でも簡単に開けるようです。洋服を汚さないよう、途中で何回も中身を確認し、拭きとるよう促しました。最後に手開きをした紙パックを回収ボックスに投入。児童が投入する様子を父兄や野田市職員の方が写真に撮り、楽しそうでした。リサイクルのお礼としてトイレットペーパーを差し上げました。最後におおたかの森の動画を視聴して終了。紙すき体験では、紙パック由来のパルプを懸濁した液からはがき大の木枠と網でパルプをすいて貰い、この上に紙ナプキンから切り取った絵柄を載せて貰いました。10月といった時期もあり、多くの子供たちや保護者の方がハロウィンの絵柄を選んでいました。アイロンがけによって、ジュージューと音を立てて湯気が出る様子をやけどしないように注意して観察して貰い、5mm程もあるパルプの層が平たい紙になることを見て貰いました。木綿布(さらし)を取り除き、すき込み絵柄が現れた瞬間には親子で歓声が起こりました。
     市役所の外の会場では産業まつりが行われており、B級グルメやフリーマーケットのテントが並び、ステージ上ではさまざまなパフォーマンスが繰り広げられ、秋晴れの一日を楽しんだご家族も多かったようです。参加した児童からは「紙すき楽しかった」という嬉しい声も頂き、今回のイベントが楽しかった思い出になることと、おうちに帰ってからも紙パックのリサイクルをして頂ければ良いなと思いました。

    • 動画の視聴
    • 紙パックの手開き体験
    • 手すきはがき作り
    • ぬり絵コーナー