紙パックの構成
紙パックは70年代から急速に広まり、現在牛乳容器の約9割を占めています。
牛乳容器の移り変わり
紙で液体を包む。それまでの常識をくつがえした容器が登場したのは1937年。アメリカのエクセロ社が開発したピュアパックでした。続いて1952年、スウェーデンのテトラパック社が三角形(四面体)の紙パックを開発しました。この形は包装資材の使用を最小限に抑えるという理想的なものでした。各国にスーパーマーケットが普及し始めた頃のことで、紙パックはセルフサービス式の新しい販売形態にマッチし、ガラスびんに代わる容器として広まっていきました。
日本には戦後、米軍によって紙パックの第一歩が記されましたが、1956年(昭和31年)に製品として初めて紹介され、スーパーマーケットの発展や学校給食への牛乳の普及などとあいまって、1970年代に急速に広まっていきました。
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最初のピュアパック -
最初のテトラパック -
世界で使われている牛乳容器