紙パックリサイクルの流れ

飲み終わった紙パックは、トイレットペーパー等に生まれ変わります

リサイクルの基本ルール

小さな紙パックでもリサイクルできます

紙パックマークがついていれば、 牛乳だけではなくジュースやお茶の紙パックも、 また、500mlや200mlなどの紙パックも、 リサイクルできます。

紙パックは、手でも開けます

【屋根型の例】
・飲み終わった紙パックを水ですすぎます。
・開け口の反対側も開け口と同じように開きます。
・上から見て十文字の対角になっているところを引っ張って完全に開けます。
・内側を見ると短い幅の貼り代があるので、それを上から剥がしていきます。
・底まで剥がしたら開いた胴の部分を持って、続けて底の部分を剥がします。
・合わせ目のところは上に引っ張るような感じで三角に折りたたんでいる部分を剥がします
・次の三角の部分はそのまま底から剥がし、三角の部分を開くように剥がします。
・最初の三角の部分で残っている部分を剥がします。
 ※途中で破れても気にせず、剥がせるところを剥がしてください。
 ※レンガ型の開き方は動画をご覧ください。

【手開き動画】
http://www.yokankyo.jp/pack/movie.html


紙パックは、まだ半分以上が捨てられています
もったいないですね

飲み終わった紙パックは、「洗って・開いて・乾かして」というひと手間かけることによって 資源として生まれ変わります。
【回収率】
http://www.yokankyo.jp/recycle/recycle.html

1000mlの紙パック6枚でトイレットロール1個作れます

トイレットペーパーはいろいろありますが、JIS※を元に試算すると133.4g/個
紙パック1000mlの重さは約30g/枚・・・6枚で180g
表裏のポリエチレンを除き、製造の歩留も合せた収率を75%とすると、135g/個
※日本工業規格「JISP4501トイレットペーパー」
坪量18g/㎡、紙幅114mm、長さ65mとすると、1個約133.4g


紙パックのリサイクルは市民から始まりました

紙パックはポリエチレンが両面にラミネートされているので、新聞や雑誌などの古紙とは異なり、紙資源として適さない「禁忌品」とされていました。
 1984(昭和59)年、山梨県大月市の主婦グループ「たんぽぽ」は、上質なパルプの紙パックが捨てられていることはもったいないと思い、日本で初めて紙パックの回収に取り組み始めました。
 しかし、「禁忌品」であった紙パックを紙資源とするためには、量を確保すること、集めた紙パックを保管する場所、中身が腐ること、ポリエチレンを除く設備が必要なこと等多くの課題がありました。
 「たんぽぽ」は、古紙回収事業者や家庭紙メーカーをはじめとして多くの関係者と連携し、「洗って・開いて・乾かして」というひと手間かけることによって紙パックを資源とすることに尽力しました。こうして海外とは異なる日本独自の高品質な再生品へのリサイクルの仕組みができました。

全国牛乳パックの再利用を考える連絡会
http://www.packren.org/index.html