リサイクル出前授業

広島県 広島市立河内小学校 出前授業 報告

  • 日時
    2020年1月15日(水) 14:00~15:30
  • 場所

    広島市立河内小学校(家庭科室)

  • 報告

     広島市の西部に位置し、美しい緑、清らかな水と自然環境に恵まれた河内小学校は、明治6年に設立され、創立146年という長い歴史を持つ小学校です。
     今回の授業は、PTC(Parents 保護者、Teachers 先生、Children 児童)という年に1回、各学年で行われる保護者と先生、児童が親睦を深めながら学ぶ行事の一環として開催されました。
     家庭科室に4年生24名とその保護者の方々が集まり、全国牛乳パックの再利用を考える連絡会平井代表から「紙パックリサイクルの歴史について」「紙パックのリサイクル方法について」「紙パックの構造」「森林管理」「北欧や北米の紙パックリサイクルの現状」などについて写真や所々にクイズを織り交ぜた分かり易い、楽しい講義をしていただきました。児童たちは、日本独特の回収システムにより紙パックが真っ白なトイレットペーパーやティシュペーパーに生まれ変わること、紙パックをリサイクルすることによりCO2を削減することが出来ることを聞いて感心していました。
     その後、「牛乳パックン探検隊」のDVDを視聴してから児童と保護者はペアになり「世界に1枚だけの手すきはがきづくり」に挑戦しました。手すきはがきづくりにおいては、児童たちは思い思いのすきこみ材料を選び、初めて触るパルプの感触、紙すき舟の水の冷たさに驚きながらも一生懸命取組んでいました。保護者の方々からは、牛乳パックから再生パルプをとる方法、すきこみ材料は何処で入手するのか、紙すきの道具は何処で売っているのかといろいろな質問があり、「家庭でも紙すきをやってみます」と前向きなご意見もいただきました。児童も保護者も完成したはがきを皆で見せ合いながら、「真っ白な、綺麗で丈夫なはがきが出来るんだね」とすごく感動していました。
     今回の授業では、児童と保護者が一緒になって紙パックのパルプが貴重な資源であること、そして紙パックのパルプを使って真っ白な丈夫なはがきを作ることができることを学ぶ良い機会となったのではないでしょうか。

    • 地元のケーブルテレビ局も取材に来ました
    • オリジナルの手すきはがきを手に記念撮影