エコreゾートワークショップ(夏版)でワークショップを行いました

エコreゾートワークショップ(夏版)

  • 日時
    2024年8月24日(土)
  • 場所

    武蔵野市環境啓発施設「むさしのエコreゾート」

  • 報告

     「むさしのエコreゾート」は東京都武蔵野市のごみ処理施設「武蔵野クリーンセンター」の敷地内にあり、新設備の建て替えの際に旧建物の一部をリノベーションして整備された施設です。市民が環境問題を学べる環境啓発施設として2020年に開館し、高い天井が印象的な開放感あふれるスペースに環境にかかわるさまざまな展示物が置かれ、色々な体験をすることもできます。この施設では7月から8月にかけての約1か月間、「身近なところから環境について楽しく体験しませんか?」というテーマで、さまざまな団体や企業が環境に関連するワークショップや展示会を開催しており、容環協は昨年に続いて出展し、「牛乳パックでつくる手すきはがき」というワークショップを行いました。
     プログラムは小学生と保護者を対象として、牛乳パックン探検隊の動画視聴、紙パックリサイクルのパネルやさまざまなサンプルの展示、紙パックから作られた「ぬり絵うちわ」へのぬり絵、紙パック由来の再生パルプを材料としたオリジナル手すきはがきづくりなど、1回・1時間で10組ずつ、2回に分けて行いました。今回は動画を視聴頂いた後、紙パックからパルプを取り出す工程も実際に体験していただきました。参加者全員で、予め熱水に浸漬し水分を含んで軟らかくなった紙パックの表裏ポリエチレンフィルムを端部から剥がし、取り出した紙を細かく千切り、合計3台のミキサーで水700mlを加えて2分間攪拌してパルプ液を作成しました。印刷された紙パックから真っ白なパルプ液ができるところを歓声とともに、熱心に観察してもらいました。手すきはがきづくりでは、パルプをすき網ですくい上げた後、水分を取り除いてはがきに仕上げていく工程を体験してもらい、完成したはがきを手にした児童は、うれしそうなようすで保護者のカメラにポーズをとっていました。手すきはがきの待ち時間には、ぬり絵やクイズ・アンケートに取り組んでもらい、スタッフは投げかけられた質問に対して回答し、さらに理解を深めていただきました。

    • はがき作りの待ち時間に解説
    • 牛乳パックンの動画教材を視聴
    • パルプ作りのようす
    • 質問に答えるようす