紙パックリサイクル講習会

かわさき市民アカデミーの講座で講演

  • 日時
    2021年10月28日(木)
  • 場所

    かわさき市民アカデミー

  • 報告

     かわさき市民アカデミーは地域の生涯教育を担うNPO法人です。その活動として年間約100講座が開かれ、受講者数は年間延べ7000人になります。
     今回、「環境とみどり」のワークショップにおいて、川崎市の学校給食牛乳パックリサイクルに向けての活動と経過がテーマとして取り上げられ、市民団体の「川崎市地球温暖化防止活動推進センター 3R推進センター」、「川崎市地球温暖化防止活動推進センター グリーンコンシューマーかわさき」の2団体と、川崎市環境課生活環境部の方々と一緒に容環協も講演を行う機会がありました。今回のワークショップには演者も含めて26名が参加し、川崎市生涯学習プラザで行われました。
     川崎市では以前は、牛乳メーカーが飲み終わった学校給食の牛乳パックを引き取っていてリサイクルが行われていましたが、牛乳メーカーによる引取りが無くなってからは廃棄物として処理されるようになってしまいました。最近になって、市民団体による出前授業に、学校の子供たち、先生方が呼応してリサイクルの取組みが始まりました。この経緯について、市民団体の方より詳しい報告が行われました。容環協からは、事業者としての立場から、学校給食牛乳パックのリサイクルについての説明を行いました。川崎市環境局の方からは、川崎市の人口は増えているが焼却ごみの量は年々減っていて市民の環境に対する関心が高く、3年連続して政令指定都市の中では焼却ごみの排出量が最少であることが説明され、一般家庭で牛乳パックのリサイクルが進んでいるのと同じように、今は廃棄物となってしまっている学乳パックのリサイクルを進めたいという話がありました。
     川崎市の学校における学乳パックのリサイクルは、まだ始まったばかりで全学校に波及普及しているわけではありませんが、今回の話を聞いていてそれほど時を経ずして全学校に普及することが確信できました。容環協としては、今回の素晴らしい事例を学乳パックのリサイクルに困っている市町村や学校に伝えていきたいと思います。

    • 市民団体によるリサイクル取組みの説明
    • 容環協スタッフによる講演