紙パックリサイクル事例

大和板紙株式会社

  • 場所

    大阪府柏原市

  • 取組事例

     大和板紙は新聞・雑誌・段ボールをはじめ液体飲料容器古紙(牛乳パック・酒パック・紙コップなど)、パッケージ損紙古紙などを原料に、板紙(カラーボード)を再生している製紙メーカーです。特徴としてユーザー様の再生が困難で紙ゴミとなったいわゆる難処理の古紙を弊社で溶解して再生紙をつくり、また元のユーザー様にご使用していただくという一貫した紙の「循環型リサイクルシステム」というビジネスモデルを推進しています。
     実例として洋菓子メーカー様やコーヒーメーカー様から回収した牛乳パックや飲料容器古紙などを板紙として再生し、オリジナルのノートやファイルなどの紙製文具や紙製うちわなどをつくり、洋菓子メーカー様やコーヒーメーカー様で販促グッズなどに活用していただいています。さらに、この販促グッズには「自社から発生した紙ゴミの再利用」のメッセージを掲載し、企業姿勢を好印象に理解していただいています。
     また、毎年東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ」の環境展では11年にわたり、集めて使うリサイクル協会&印刷工業会様のブースで牛乳パック、酒パック、飲料容器古紙全般を原料とした段ボール「ミルダン」の什器を使用していただき、さらに会期後すべてリサイクルできる紙のブースとして好評をいただいています。
     今後もより多くのお客様とともに循環型リサイクルシステムの構築が出来ればと思っています。

    • ミルダン什器を使用した展示ブース
    • 資源としての古紙原料