リサイクル出前授業

神奈川県 川崎市東橘中学校 出前授業 報告

  • 日時
    2022年7月8日(金)13:35~14:25
  • 場所

    川崎市東橘中学校 体育館

  • 対象者

    川崎市東橘中学校2年生、8クラス、320名

  • 報告

     

     川崎市の市民団体(3R推進プロジェクト、グリーンコンシューマーかわさき)と川崎市環境局減量推進課、全国牛乳容器環境協議会(容環協)が連携し、2年生、8クラス、320名を対象に出前授業を行いました。
     川崎市立東橘中学校は多摩川や川崎駅を遠く一望する多摩丘陵の北東端に立地し、歴史的に重要な地域にある学校です。昭和43年に創立され、今年で創立54年を迎えます。近くには県指定史跡である子母口貝塚があり、ここで発掘されたハイガイが校章にデザインされています。このような環境の下、900名近い生徒たちは、地域の方々に支えられ、2015年に完成した小中合同の新校舎で小学生とも交流しながら充実した毎日を過ごしています。
     授業は、万全の新型コロナ感染防止対策を取りながら、風通しの良い大きな体育館で行われました。まず、市民団体より、地球温暖化や脱炭素にかかわる取り組みと国連が掲げるSDGsの目標、他校での学校給食の牛乳パックリサイクルの取り組みの様子などについて講義がありました。続いて川崎市環境局より、川崎市のごみ回収の現状についてデータやグラフを交えた講義があり、川崎市では市民の意識が高く、一人当たりのごみの排出量が年々減っていることなどが紹介されました。容環協からは『パックン探検隊』のビデオ上映の後、容環協がどのような団体であり、どのような課題に取り組んでいるかを紹介し、リサイクルが地球環境の保護や循環型社会への構築につながる大事なテーマであることを学習して貰った後、紙パックリサイクルの豆知識となるクイズを行いました。最後に、紙パックをリサイクルして作られたトイレットペーパーを全員に1個ずつプレゼントしました。生徒達からは「こんなに白くてふわふわなんだ!」といった驚きの声が上がりました。
     中学生は社会に出る一歩手前の段階とも言われます。今回の授業を通じて、一人ひとりが身近にできる環境・社会貢献活動を意識し、自ら考え、行動し、他の人と協力・協働する大切さを学んで頂きました。今後も容環協は、児童や生徒の気持ちに寄り添いながら、親身に支援する取り組みを進めて参ります。

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