リサイクル出前授業

横浜市立 瀬谷第二小学校 出前授業 報告

  • 日時
    2022年12月19日(月)10:40~11:25(3時限目)
  • 場所

    横浜市立瀬谷第二小学校 教室(3階)

  • 対象者

    横浜市立瀬谷第二小学校 4年1組 1クラス36名

  • 報告

     

     瀬谷第二小学校は1966年に開校した歴史のある学校で、東京と神奈川をつなぐ道である中原街道沿いの住宅街の中に立地しています。すぐ近くには豊かな樹林を生かした森林公園として整備された「南台こどもの森公園」があり、国内最大級の動物園である「よこはま動物園ズーラシア」からも5kmほどの距離です。同校の4年1組では11月の総合の学習テーマにリサイクルをとりあげ、身近なリサイクルとして、牛乳パックで紙すきをしたり、牛乳パックがどのようにリサイクルされているのかを調べたりしました。今回の出前授業は、この取り組みの中で生じた「牛乳パックは何にリサイクルされているんだろう?」「たぶんトイレットペーパーかも?」「どんなふうに?」といった疑問や好奇心が発端となっています。
     授業は4年生1クラス36名を対象に実施し、記念として「紙パックで地球にやさしくNOTEBOOK」と「地球にやさしく紙パックのリサイクル」冊子を配布しました。容環協について簡単に紹介した後、パックン探検隊のビデオを放映し、新6枚パネルの内容に沿って紙パックのリサイクルやその意義などについて説明し、最後にエコプロ2022でも使用した再生紙メーカーの工程や設備を紹介した「牛乳パックからトイレットペーパーができるまで」の動画を放映しました。容環協は3Rの仲間であること、国の法律である容器包装リサイクル法ではメーカーや自治体ばかりではなく学校のみんなにも役割が求められていること、森林管理からトイレットペーパーに生まれ変わるまでの紙パックのライフサイクル、などについても紹介しました。持参した屋根型の紙パックと口栓付き紙パックの手開きを実演し、児童達は「フラップを起こしてから押し込んで開く」口栓付き紙パックの手開きや、再生紙メーカーの工場でつくられているジャンボロールの大きさに興味津々でした。授業の後には次々と手が挙がり、色々な質問を受けました。トイレットペーパー1個は学乳パックが何枚分なのかは答えを準備していましたが、ティシュペーパーは紙パック何枚分?1日にどのくらいトイレットペーパーを作っているの?どのくらいのスピードで紙パックが出来上がるの?などの答えられない質問ばかりでタジタジでした。

     授業の後には児童2人が正門まで見送ってくれて、容環協メンバーが見えなくなるまで手を振ってくれました。東北や北陸から雪の便りが届き、横浜でも初氷を観測した寒い日でしたが、瀬谷の住宅街から青空に浮かぶ雪化粧した富士山を眺め、元気だった児童たちの姿に思いを馳せ、温かい気持ちで帰路につきました。
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