リサイクル出前授業

川崎市立大谷戸小学校 出前授業 報告

  • 日時
    2025年1月20日(月)9:30~11:30(2、3時限目)
  • 場所

    川崎市立大谷戸小学校 多目的ルーム

  • 対象者

    川崎市立大谷戸小学校 5年生5クラス165名

  • 報告
     川崎市内の市民団体および市環境局と共同で行っている、学校給食用牛乳紙パック(以下、学乳パック)のリサイクルに関する出前授業は今年で6年目を迎えます。今回は市立大谷戸(おおがやと)小学校5年生の総合的な学習の時間に訪問しました。
     講師陣の自己紹介に続き、市民団体の講義では、地球温暖化を抑える国際的な目標であるパリ協定や、川崎市が掲げる脱炭素戦略「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」、学乳パックをリサイクルすることで減らせるCO2排出量などを取り上げました。児童は説明をよく聞き、講師が合間に出すクイズを考えて答えました。また、他校の児童が学乳パックを手で開き、洗って乾かすようすを動画で見て、リサイクルの手順は自分たちにもできることと感じたようでした。
     次に容環協から、大谷戸小学校の学乳パックは今のところ残念ながら廃棄物として焼却されているものの、川崎市には学乳パックをリサイクルするためのインフラが揃っていることを説明しました。そして、どうすれば学乳パックが資源としてリサイクルできるか、考えようと呼びかけました。
     その次に市環境局から、市内のごみ排出量の推移、焼却ごみを埋める最終処分場の状況、学乳パックを含めた資源のリサイクルの有効性などを説明しました。川崎市ではごみ削減に継続して取り組んできた結果、一人当たりのごみ排出量が全国の政令市の中でも特に少ないことを勉強しました。
     最後に、容環協が持参したサンプルを間近で見て、さわってもらいました。授業中に熱心にメモを取る児童が多かったのがとても印象的でした。
    • 容環協の講義
    • リサイクルに関するサンプル