リサイクル出前授業
川崎市立宮崎小学校 出前授業 報告
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日時2024年12月12日(木)9:35~11:35(2、3時限目)
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場所
川崎市立宮崎小学校 せいかつルーム
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対象者
川崎市立宮崎小学校 5年生6クラス194名
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報告
川崎市の市民団体(3R推進プロジェクト、グリーンコンシューマーグループかわさき)、川崎市環境局、全国牛乳容器環境協議会(以下、容環協)が連携して川崎市立宮崎小学校5年生6クラス194名を対象とした出前授業を行いました。
宮崎小学校は宮前区の住宅地にあり、昨年度に創立150周年迎えた歴史のある学校です。出前授業は「給食の牛乳パックは今どうなっているの」というテーマで、校内の「せいかつルーム」にて2時限目3クラス、3時限目3クラスと計2回行いました。
はじめに川崎市の市民団体より、地球温暖化や脱炭素、川崎市の現状、身近でできることについて説明があり、随所にクイズで挙手を求めたりして楽しく講義が行われました。
学校給食用牛乳紙パック(以下、学乳パック)をリサイクルしている他校の動画では、学乳パックを開くのに時間がかからないことや保管の方法など一連の説明がありました。
容環協からは、「牛乳パックン探検隊」の動画を視聴してもらい、紙パックが地球にやさしい容器であること、燃やすよりもリサイクルした方がCO2の排出を減らせることなどを説明しました。宮崎小学校の学乳パックが残念ながら燃やされている現状を説明し、川崎市は多くの古紙問屋と大きな再生紙工場がある、古紙回収の仕組みが整っている、川崎市は環境問題に非常に力を入れている、にもかかわらず、学乳パックがリサイクルできていない理由を調べ、どうすればよいのか考えてみようと提案しました。続く紙パック豆知識クイズでは、元気に手を挙げて答え、全問正解する児童が多数いました。チップや再生パルプ、ポリエチレンなどのサンプルを手にとって見てもらうと、興味津々でした。
川崎市環境局より、川崎のごみの推移、最終処分場の状況、紙ごみが多いこと、1年間継続して学乳パックをリサイクルした時のCO2削減効果、リサイクルの意義、リサイクルを継続する重要性の説明がありました。
各団体の講義後には、「紙パックが燃やされているのにびっくりした」「牛乳パックのリサイクルが温暖化防止に貢献できるのがわかった」「資料が分かりやすかった」「リサイクルしようと思います」などの感想を聞くことができました。
全校児童が1200人を超える、川崎市でも最大規模の学校でリサイクルが始まれば、学乳パックリサイクルの輪が効果的に広まりそうな感じがしました。 -