紙パックリサイクル事例

東京都八王子市

  • 場所

    東京都八王子市

  • 取組事例

     八王子市は、東京都西部に位置し、2015年に東京都で初めて中核市に指定された人口約58万人の市です。八王子市では、早くから紙パックのリサイクルに着手し、牛乳パックの集団回収団体で構成されている「八王子市紙容器・紙パックリサイクル会」と、資源運搬業者、行政の三者が協力して、1992年9月に拠点回収を開始しました。その後、2010年10月から戸別回収が始まり、現在は戸別回収と集団回収が主体となっています。紙パックのリサイクル物量は、2013年度の135トンをピークに減少傾向でしたが、2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響で生活スタイルが変化し、約122トン(2019年度比108%)とやや増加しました。
     紙パックリサイクル啓発活動としては、紙パックを含む資源物の分別・出し方について、ごみ・資源物収集カレンダーや市のHPなどに視覚的にわかりやすく掲載している他、学校給食用牛乳パックについては、教育委員会が作成した動画「牛乳パックの開き方」を各小中学校に配信し、子供たちの環境教育や食育にも取り組んでいます。また、事業者が排出する紙類については自己処理が原則ですが、資源化することが難しい事業者を対象に、紙パックを含めた資源化可能な紙類を無料で持ち込める紙資源持ち込み場所(ストックヤード、ストックスペース)を市の施設に設置し、リサイクルの向上を図っています。
     今後は、市民の高齢化にも対応しながら、3R(リデュース、リユース、リサイクル)活動を一層推進してまいります。

    • 紙パックの排出方法「洗って・開いて・乾かして紐で十字にしばる」
    • 事前登録制の事業系紙資源持ち込み場所(ストックスペース)