紙パックリサイクル事例
社会福祉法人さつき福祉会 エコラ東海
-
場所
愛知県東海市
-
取組事例
平成5年に認可を受けスタートしたさつき福祉会は、名古屋市の南側に隣接する人口11万人の東海市にあります。同法人は『安心と笑顔』の経営理念のもと、現在は成人施設4事業所、児童施設2事業所、グループホーム6事業所に加えて、ショートステイ、居宅介護支援事業所、相談支援事業所と活動の場を広げています。
エコラ東海(就労継続支援B型)では、法人内の同じB型事業所である「さつき」と「あじさい」と共同で市内の学校給食の牛乳パックのリサイクルに取り組んでいます。
各学校の生徒の皆さんが飲み終えた牛乳パックを自分で折りたたんだ後に、できるだけ水分を切ってクラス単位で小袋に入れたものを集積場へ出してもらいます。回収業務は一般廃棄物収集運搬業の許可を得て行っており、小中学校合わせて18校と給食センター2カ所を加えた計20カ所(約11,000食/日)を2つのルートに分けてエコラ東海まで運びます。運び込まれた牛乳パックは、障害を持つ方の作業として破袋して圧縮まで行い、その後製紙会社へ出荷されトイレットペーパーなどに再生されます。再生された製品はエコラ東海が仕入れ、各学校で使用していただけるよう働きかけ、現在は5校の学校で使用していただいています。これらの取り組みによって、無駄のない循環型リサイクルが構築されるだけでなく、これまでの環境と福祉の関係性に教育が加わることで、環境学習の一環としても十分その役割を果たせる取り組みだと感じています。-
作業のようす -
トイレットペーパー
-