紙パックリサイクル事例
川崎市立小田小学校
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場所
神奈川県川崎市
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取組事例
小田小学校は川崎市川崎区に位置し、明治6年創立149年の歴史を持つ川崎市内でも最も古い小学校の一つです。
容環協は2021年12月に同校の5年生(111名)を対象に「紙パックリサイクルの大切さ」を題材とした環境出前授業を実施しました。今回、その授業を受けた児童が6年生になり、牛乳パックのリサイクル「洗って、開いて、乾かして」を継続して行っているという事を知り、取り組みが続けられている理由などを知りたく、2022年11月に再度訪問しました。
給食時間、食べ終えた児童達は自分の飲んだ牛乳パックを洗い場へ持って行き、手慣れたように洗って開き、乾かすための容器へ次々と入れていました。ある児童は「5年生の時からずっとやってきたので、大変ではない」と笑顔で答えていました。教室の前には紙パック専用の回収ボックスが設置されており、乾いた紙パックを保管し、クラスの回収係の児童が毎週、校内の集積場へ運んでいるとのことでした。集められた紙パックは定期的に回収業者へ引き渡していました。
担任の先生は「児童たちは誰から言われるでもなく、自主的に取組んでいる。環境問題を考える一つのきっかけになれば」とおっしゃっていました。 コロナ禍での長期間にわたる不自由な学校生活にもかかわらず、学乳パックのリサイクルが継続されていることを心強く思うとともに、児童の元気なようすに触れ、次の時代を担う児童への期待とともに、環境教育の一助となることについての我々の使命を再確認しました。-
給食後に牛乳パックを洗うようす
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