紙パックリサイクル事例
株式会社山田洋治商店
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場所
埼玉県新座市 (本社:東京都練馬区)
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取組事例
容環協は2022年10月、山田洋治商店リサイクル事業部の新座営業所(埼玉県新座市)を訪問し、視察と共に意見交換を行いました。
同社は1967年に製紙原料直納問屋として創業し、1984年に日本初の「使用済み紙パックの回収・再利用システム」を市民団体や製紙会社と確立し、紙パックの取扱い量全国1位を自負するパイオニアです。「資源循環型社会のさらなる発展を支え、常に必要とされる企業で在り続ける」という基本姿勢の下、ペットボトル回収、機密文書破砕処理システム、紙片や紙粉の建材や土木材への活用などと事業を拡大しており、環境マネジメントや情報セキュリティに関する国際規格も取得しています。
2022年5月に3代目社長に就任された山本信之氏はリサイクル事業がスタートした時からこのシステムを育てて来られた方で、学乳パックの回収やリサイクルを通じて子供達は自ら考えて未来を切り開くことができる、と熱く訴える姿勢が印象的でした。容環協もこの考えに賛同し、さまざまな取り組みを進めると共に、出前授業などでは紙パックリサイクルの目的や大切さについて子供達に丁寧な説明を行っています。
夕暮れ時に各ルートの保管場所から紙パックを満載したパッカー車が次々と営業所に戻り、計量・荷下ろしするようすはまさに、市場での第一の役割を終えた紙パックが再商品化製品に生まれ変わっていく新たなスタートなのだと実感しました。今後も容環協は古紙問屋や再生紙メーカーと連携し、啓発活動を進めていく必要性を強く感じました。-
高く積まれた紙パックのベール
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計量を受ける紙パック満載のパッカー車
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