紙パックリサイクル事例

流山市立おおたかの森小学校

  • 場所

    千葉県流山市

  • 取組事例

     おおたかの森小学校は日本建築学会賞を受賞した3階建ての開放感あふれる校舎が印象的な小学校で、つくばエクスプレス沿線の豊かな自然と駅前の生活利便施設を兼ね備えた地域に立地しています。
     容環協は、2023年5月に同校を訪問し、学校給食用紙パック(学乳パック)の回収とリサイクルへの取組みを取材しました。 同校では、2019年から継続して、1年生から6年生までの1,700人を超える児童と先生方で学乳パックの回収とリサイクルに取り組んでいます。
     児童は、自分が飲み終わった学乳パックを給食トレイの上や洗い場で開き、水ですすいだ後、クラス毎の水切りかごに入れて乾かします。翌日に乾いた学乳パックをクラス毎にポリエチレン袋に詰め、給食後の清掃の時間に、ごみ分別&資源物回収ステーションにある大きな容器に集めます。その後、集めた学乳パックを大きなポリエチレン袋に詰めて、指定の保管場所へ持って行き、ここで搬出まで保管します。週に2回、近くの回収業者に回収していただいているとのことでした。
     高学年のお兄さんやお姉さんが、入学して間もない新1年生に洗い場で丁寧に手開きの方法を教えている場面、ごみ分別&資源物回収ステーションでさまざまな学年の児童に自信と責任に満ちた態度で分別を教えている場面が非常に印象的でした。同校では、学年をまたいだ縦のつながりがしっかりとできており、紙パックリサイクルに限らず、今後も学校の文化がしっかりと継承されていくものと感じました。

    • 学乳パックを集めているようす