リサイクル出前授業

埼玉県 三郷市立丹後小学校 出前授業 報告

  • 日時
    2017年5月25日(木)14:00~15:40
  • 場所

    三郷市立丹後小学校(多目的室、理科室)

  • 報告

     「豊かな心を持ち たくましくいきる児童の育成」を学校教育目標に掲げ、創立37年目を迎える丹後小学校の4年生3クラス83名(うち1名欠席)を対象に出前授業を行いました。
     出前授業前に学校給食後の教室をのぞかせてもらったところ、給食に使われている紙パックを児童ひとりひとりが飲み終わった後で手開きし、当番の児童がまとめて洗い場で洗って乾かしていました。6年生の指導のもと1年生の時から毎日リサイクルを積極的に実践しており、リサイクルへの意識の高い小学校であると感じました。
     出前授業では、まず4年生全員を対象に、全国牛乳パックの再利用を考える連絡会平井代表より、牛乳パックのリサイクルの歴史と現状、国内と海外における回収方法の違い、森林管理の重要性など、クイズ形式を交えながらの楽しい講義がありました。児童たちは熱心に話に聞き入り、とりわけスウェーデン製トイレットペーパーを見た時には一斉に「触ってみたい」と手を伸ばし、国産トイレットペーパーの品質に感心していた様子でした。リサイクルされるよりもごみとして捨てられる量の方が多いという現状や、せっかく「洗って 開いて 乾かした」牛乳パックなのに正しい出し方をしなければ燃やされてしまうという現状を知った時には、児童たちから「もったいない」という声も挙がり、牛乳パックリサイクルの原点である「もったいない」という気持ちを改めて実感していました。講義のあとは、DVD「牛乳パックン探検隊」を視聴しました。
     その後、1クラスごとに理科室へ移動し「手すきはがきづくり」実習授業を行いました。各自気に入ったすき込み用材料の絵柄を選び、順番に世界で1枚の手すきはがきづくりを体験しました。出来上がったオリジナルの手すきはがきを嬉しそうに両手で持ち、「一生大事にします」「リサイクルします」と喜んで教室に戻っていく児童たちが印象に残りました。

    • 平井代表による出前授業の様子
    • 手すきはがきづくりの様子