リサイクル出前授業

広島県 広島市立井口台小学校 出前授業 報告

  • 日時
    2017年7月11日(火) 13:45~15:20
  • 場所

    広島市立井口台小学校(体育館)

  • 報告

     広島市立井口台小学校は、安芸の宮島も一望できる風光明媚な高台に位置し、「やさしく 強く 正しく 粘り強く」を学校教育目標に掲げ、「夢や志をもち 主体的に行動する子の育成」を目指しています。今回の出前授業は、3年生のPTC(保護者・教師・子供たち)活動の一環として実施され、紙パックの正しいリサイクルについて学んだ後に、牛乳パックから取り出したパルプでのはがきづくりに挑戦してもらいました。
     体育館には3年生74名の子供たちとその保護者の方が集まり、全国牛乳パックの再利用を考える連絡会平井代表から、「紙パックリサイクルの歴史」、「紙パックリサイクルの方法」、「紙パックの構造」、「森林管理の必要性」、「日本の回収方法と北欧・北米の回収方法の違い」、「使用済み牛乳パックのパルプは高品質なので捨てるのはもったいない」等についてスライドを交えた楽しい講義をしていただきました。
     その後「手すきはがきづくり」のグループと「DVD視聴・クイズ」のグループに分かれ、「世界に一枚だけの手すきはがきづくり」の体験と紙パックリサイクルへの理解を深めてもらいました。お気に入りのすきこみ材料を選び、初めて触れるパルプの感触に驚きながら、完成したはがきを手に「こんな真っ白な、綺麗なはがきができるのだ。」と子供たちはみな感動していました。
     広島市の行政回収は月2回ですが、牛乳パックの分別収集は行っていません。市内の小中学校の学乳パックは「牛乳パックリサイクルネットワーク」というシステムで回収し、製紙メーカーでリサイクルされています。井口台小学校でも各教室に回収BOXを設置し、飲み終わった牛乳パックは洗って開いて乾かして集めて段ボール箱に詰め、回収業者に引き渡しています。今回の出前授業は、牛乳パックのパルプが貴重な資源であることを改めて学ぶ良い機会になったのではないでしょうか。

    • 手すきはがきづくりの様子
    • クイズの様子