リサイクル出前授業

神奈川県 横浜市立荏子田小学校 出前授業 報告

  • 日時
    2017年11月24日(金) 13:45~15:30
  • 場所

    横浜市立荏子田小学校(図工室、理科室)

  • 報告

     横浜市立荏子田小学校は、人口増加が著しい青葉区に昭和60年に新設された比較的新しい小学校です。「みんなで笑顔 みんなで元気 みんなで伸びる キラキラ荏子田」を学校教育目標に全校児童395名が元気に学んでいます。今回の出前授業は、3年生75名が紙パックリサイクルの学習、牛乳パック再生パルプからの手すきはがきづくりに取り組みました。
     まず最初に図工室に全員が集まり、全国牛乳パックの再利用を考える連絡会平井代表より、紙パックリサイクルのお話がありました。その中では、日本のリサイクル方法は消費者が一手間をかけることで、リサイクルしやすい衛生的な紙パックが集められること、原料となるパルプは、北米や北欧の森林管理された森から得られる材木の間伐材や端材を中心に利用され環境にやさしいこと、また家庭で工作などに再活用された紙パックもリサイクルできること、リサイクルすることで排出されるCO2の削減になることなどを学びました。
     次に理科室と図工室の2教室に分かれて、「世界に1枚だけの手すきはがきづくり」に挑戦しました。水の中でフワフワしていた再生パルプが、紙すきをすることでスポンジ状になり、アイロンをかけると固い紙になるという変化に驚きながら、出来上がった「世界に1枚だけのはがき」を、友達同士で自慢しあっていました。
     今回は、手すきはがきづくりの終わった児童たちは、図工室では〇×クイズ、理科室ではパネルによる説明を受ける、という形で時間を過ごすことになりましたが、平井代表の授業を思い出しながら大きな声で返事をし、リサイクルの大事さを再確認していました。
     最後にそれぞれの教室で、出来上がったはがきを頭上に掲げ、笑顔いっぱいで記念撮影をして、出前授業を終えました。日頃から、学校給食の紙パックの「洗って、開いて、乾かして」を実践している児童たちも、自分たちの日頃の活動がどのように社会に貢献できているのか、改めて理解する良い機会になったのではないでしょうか。

    • 出前授業の一こま
    • 「世界に1枚だけのはがき」を手に