リサイクル出前授業

川崎市立小田小学校 出前授業 報告

  • 日時
    2025年7月14日(月)
  • 場所

    川崎市立小田小学校 多目的スペース

  • 対象者

    川崎市立小田小学校 4年生3クラス89名

  • 報告
     川崎市内の市民団体および市環境局と共同で行っている、学校給食用牛乳紙パック(以下、学乳パック)のリサイクルに関する出前授業を開催しました。小田小学校での開催は、2021年に続いて2回めです。
     小田小学校は、明治6年(1773年)に創立された、150年あまりの歴史を持つ学校です。現在では学校の周りは住宅地になっていますが、以前は水田や畑、湿地が広がっており、校章に描かれた稲穂にその面影が見られます。 出前授業では、講師陣の自己紹介に続き、市民団体の講義では、地球温暖化を抑える国際目標であるパリ協定や、それを基に川崎市が掲げる脱炭素戦略「かわさきカーボンゼロチャレンジ2050」、学乳パックをリサイクルすることで減らせるCO2排出量などを紹介しました。児童は説明をよく聞き、講師が合間に出すクイズに手を挙げて元気に答えました。また、他校の児童が学乳パックを手で開き、洗って乾かすようすを動画で見て、リサイクルの手順は自分たちにもできることと感じたようでした。
     次に容環協では牛乳パックンを使った啓発動画を見せ、続いて講義を行いました。講義では、給食の牛乳パックは今のところほとんど焼却されているが、川崎市には学乳パックをリサイクルするためのインフラ(古紙問屋のネットワークや、紙パックを原料として使う家庭紙メーカーの工場)が揃い、市民の環境意識も高いことを説明しました。そして、どうすれば給食の紙パックが資源としてリサイクルできるか、考えようと呼びかけました。
     続いて市環境局から、市内のごみ排出量の推移、焼却ごみを埋める最終処分場の状況、学乳パックを含めた資源リサイクルの有用性などを説明しました。
     最後に、容環協が持参したサンプルを児童が手にとって触れる時間を取り、動画で示したリサイクル工程についてより具体的にイメージできるようにしました。
    • 手を挙げてクイズに答えるようす
    • 容環協による講義